2人で窓際に移動する。 「千波、須田くんと話した?」 「さっき話したけど…」 「まだしっかりと話してないんだ」 「うん」 「ま、ゆっくりでいいと思うよ?」 そう言い終えて遥は一口ジュースを飲む。 「千波は、まだ須田くんのこと好きなんだよね?」 「…分かんない」 確かに気になってる。 多分、あの頃みたいに好きだと思う。 でもあたしなんかが好きになっていいのかな? 好きになる資格ないんじゃ…。 「千波、恋は人の自由だよ?」 「え?」