「千波!危ないっ!」 「えっ?」 バン!! 振り向いた時にはボールの当たる鈍い音が響いたいた。 「大丈夫?!」 「ケガしてる?!」 「ちょ、誰か保健室!」 みんなが心配して駆け寄ってきたのがわかる。 でも、みんなが騒ぐほどあたしはケガもしてないし、どこも痛くもない。 あたしは咄嗟に閉じた目を開けた。 目を開けたら誰かのジャージが見えた。