「あれを撃退するぞ!!誰か手伝ってくれ!!」 おじさんの言葉に誰も手を上げない…。 皆目をそらし………………否、みんな俺の方を見ている! 周りをみれば、このバスに乗っている若い男は俺だけしかいない……。 確かに女性や子供に行かす訳にはいかないが、一番後ろに隠れる様にいる中年のサラリーマン風のおっちゃんも俺を見て、行け!と目で合図を飛ばしている…! いやお前も来いよ……… 行きますよ!行けばいいんでしょ…! 心の中で吹っ切れる様に叫び、手を上げる! 「あの…俺手伝います。」 ーーーーー