部屋に篭って何時間が立っただろう。 時計もアラームも全て先に逝った渡辺謙(スマートフォン)に任せていたため、知ることは出来ない。 機械に便り過ぎた現代人の末路である…。 「くそ、時計買っとけばよかった。」 まあ時間はわからないが、多分今は夕方だろう。 外は薄暗くなり、もうすぐ日が沈む。 外では今だ呻き声を上げた輩が徘徊している。