神様、恋をください。


ガラガラ______

「アレ??皆そろって何やってんの?」

華恋登場。

そういえば華恋、検査行ってたんだ。

忘れてた。

誰よりも早く、

「内緒。」

慶仁が答えた。

「お兄ちゃんの意地悪!!」

「そうですね。俺は意地悪ですよぉ!」

本当に慶仁は意地悪そう。

華恋は本当に怒った様だった。

「あっもうこんな時間だ!俺、1回家帰って、塾行かなきゃ!」

『塾??』

「言ってなかったっけ?俺、来年高校生だし、今年受験だから塾行ってんの。まぁ、馬鹿だからそんな頭いい学校受けないけどな。」

『受験??忙しいんだね。頑張って。応援してるから。』

「おう!お前もな!」

『うちも?』

「杏樹も高校生だろ?じゃあな!」

急いで慶仁は病室を出て行った。

“高校生だろ?”

その言葉に、目が点だった。


「杏樹?何驚いてんの?」

菖の言葉にふと我に返った。

『い、今、慶仁がね、こ、高校生だろって...』

「意味不明なんだけど」

『慶仁がお前も来年高校生だろって...』

「で、なんでそんな驚いてんの??」

『だってうち病人で入院者だよ。高校なんて行かないのに...』

菖は笑った。

「そんなことで驚いてたの。慶仁君が杏樹の病気はすぐ治るって信じてるからじゃん。」

『信じてる...?本当に治ればいいんだけどね。』

「まぁね。うちも再発して気が狂ったけど、もう一回人生やり直す為って思ったら、少し希望が持てたし。将来、一緒に退院できるといいね。」

『うん!!当たり前!!退院するときは一緒だよ!!』



そう、退院するときは____。