「……悪いけど。」
自然と口が開いていた。
「僕たちは、無駄な戦いをしているわけじゃないよ。」
僕がそう言うと、彼女は頭をあげた。
「僕は、もう何にも負けない。里奈も、『Cute Boys』も、諦めたりしない。それにね、いつかは『Master』とぶつからなきゃいけなかったんだ。」
「それでも……」
「大丈夫。僕たちの力も結構すごいよ。佳代さんも、好きな人を守りたいからここに来てくれたんだよね。」
僕がそう言うと、彼女はうつむいた。
「きっと上手くいくから。」
僕はそう言って、微笑んだ。
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