「……こんな感じでどうかな。」 「うん。いいんじゃないかな?」 曲作りを始めて、もう1ヶ月が過ぎようとしていた。 みんなの努力のおかげで、歌詞は完成しつつあり、紆余曲折ありながらも、作業は順調だった。 相変わらず、里奈とはすれ違う日が多く、会えるのは寝顔の里奈のときが多いけど、それでも十分幸せだった。 時々、寝てる里奈にキスもするし…… 内緒だけどね。 「良介、ちょっといいか?」 そんなことを考えながら作業をしていると、橘さんに呼ばれた。