続・アイドルまっしぐら!!


「さて、奏も落ち着いたみたいだし、『Master』の本領発揮といこうか。」





……この作業が終わったら、もう一度佳代に好きだっていうんだ。





もし、事務所から追い出されたとしても、アイドルをやめなくちゃいけなくなったとしても、もう逃げない。





「どうやって曲作る?いつもみたいに奏ちゃんが作詞してって感じかな?」





「……うん。今回の作詞はいつにもまして本気でやるから、僕に全部任してほしい。」





「……大丈夫なのか?」





「うん。」




僕は自信をもって首を縦に振った。