続・アイドルまっしぐら!!

「昂……聞いてたのか。」




「俺だけじゃない。」




昂がそう言うと、俊成と淳一が出てきた。




「奏ちゃん、カッコいい!」




「……奏がこんなに男らしかったとはな。」





……少し恥ずかしい。全部聞かれてたとなると。





「紀子さん。もう少し、俺たちのこと見守っててください。」





昂はそう言うと、紀子さんに深々と頭を下げた。





「僕たち、一生懸命頑張るから!」





「……あぁ。」





「みんな……」




……さぁ、頑張らないと。




大切なものを守るために。そして、大切なものを取り返すために。