部屋に戻ると、やっぱり里奈は眠っているようで、真っ暗だった。 少し寂しい気がするけど、仕方ないよね。 僕はそう思いながら、部屋の電気を点けた。 「ん?」 机の上に何か置いてある…… 「……お疲れ様でした。夜食が冷蔵庫に入ってます。よかったら食べてください。里奈」 ……やば。 何この優しさ。 ……キスしに行こうかな? 沸々と湧きあがる里奈への愛しさを一度抑えて、里奈が作ってくれた夜食を食べることにした。