続・アイドルまっしぐら!!



「ふぅ……とりあえず、今日はこれで終わりにしよっか。」





詞を考えるのが一区切りしたのは、もうすぐ0時を過ぎようとした頃だった。





「そうだな。こう眠くちゃいい言葉も出やしないし、そんなに急ぐ必要もないか。」





「卓哉が真面目なこと言ってる……」





「あ?圭悟。何か言ったか?」





「ごめんなさい~」





長い時間、作業してたのに元気だなぁ……





「ねぇ、良介。あの二人、随分仲良くなったと思わない?」





龍が僕の隣でそんなことを言った。





そういえば……この間、シングルを出した時は、ソロ曲の順番でもめてたっけ。





「……それだけ、僕たちの結束力が強くなったってことだよ。」






大翔が穏やかな表情でそう言った。