「ねぇ!里奈。昨日のは何なの?」
「何で『Master』がここに来るわけ?」
「いや……その……」
光樹が言ったとおり、私が学校に現れたのを見るなり、たくさんの女子たちが私を取り囲んできた。
「まぁ、いいじゃねぇか。『Master』が間近で見れただけでもさ。」
すかさず光樹がフォローを出してくれるけど、焼け石に水だった。
「やっぱりさ、『Cute Boys』は『Master』と何か関係あるの?」
私は俯きながら、口をつぐむことしかできなかった。
その時だった。私の携帯がなった。
「……りょうくん?」
私は携帯を握り締め、人ごみを抜け出した。


