続・アイドルまっしぐら!!



「……僕たちにあって、『Master』にはない魅力があるよ。だから大丈夫だと僕は思う。」




今なら自信を持ってそう言える。




「……分かった。」




「よし。じゃあ、バラード調の大人っぽい曲を作ろう。」




大翔がそう言い、僕たちの最大の挑戦は始まった。




「ねぇ、歌詞ってどんな風に書けばいいの?」




「そういえば、作詞したことあるのって、僕だけだったね。」




僕はこの間のシングルで作詞をした。




「で、作曲をしたことがあるのはなしと。」




でも、卓哉が言うように曲作りは誰にも経験がない。




「それどころか楽器に興味もないよねー。」




「圭悟は無さすぎだよ。」



……前途多難だなぁ。