「いいんじゃねぇの?それくらいはやったほうがいいだろ。」
僕の提案を一番最初に受け入れてくれたのは、意外にも卓哉だった。
「みんなは?」
「僕はいいよ。良介の言うようにやりたい。」
「僕もー!」
龍も圭悟もそう言ってくれた。
「俺も賛成だけど、どうやって……?」
大翔は若干不安そう。
「大丈夫だって。僕たちが力を合わせれば、何とかなるよ。」
……きっと上手くいくよ。
「じゃあ、とりあえず歌詞を考えよー。」
そう。僕がみんなに提案したことは、作詞と作曲をみんなでやろうということ。
今まで、僕たちが作詞と作曲を両方した曲はない。
曲で純粋に勝負をするなら、真心込めて曲を作らなくちゃ。


