赤い狼 弐








「う、うん。じゃぁ…行こうか?」





「イェーイ!はい、どーぞ。姫。」





そう言って龍はしゃがんで片足を地面に付け、私に手を差し伸べてくる。







…姫って…。



何だよ。姫じゃ無いし。







意味不明な龍の行動と龍が犬に見えてしまうという不可解な現象に首を傾げながらも龍の手をとる。







すると








フワッと体が宙に浮いた。







「ギャッ!」






ビックリして変な声が出た。







「よし、ちゃんと捕まっときぃ~。」







龍は呑気にそんな事を言い、ニコニコと笑っている。