赤い狼 弐







「ゔ~堪忍な…。稚春…。」






龍は目をウルウルとさせて私の顔を覗き込んでくる。








「…っ。」







…うぅっ。可愛ぃ…。






…ゆ、許してやりますか…。








さすがにウルウルの目で見つめられると寝起きの機嫌が悪い私でも

許してしまおうか…。


という衝動に駆られる。







「…稚春…ごめん…。」






~~~~~っ!








「分かったよ!許せばぃぃんでしょ!許すって!だから…





顔をこっちに向けるなぁ!!」








――グキッ――








「…い、痛ぁーーーーー!」







「Σぎゃぁ!龍ごめん!」








私の馬鹿力のせいで龍の首が悲惨な事になったのは言うまでも無い。