「"何"って…つれな!もっと優しくしてくれてもぇぇんとちゃう?」





そう涙ぐんで優しくしてアピールをしてくるのは寝起きには誰もが一番嫌いなタイプの龍。






うざ。





龍のうざさに思わず顔をしかめる。






「うざってヒドッ!口が悪い子は嫌われるんやで!」





…あれ。





私、口に出してた?





「…出しとったやんか!」






…あれ、また口に出しちゃったんだ…。






「それ程龍がうざかったって事か…。」







思ってた事が勝手に口に出てたのを龍のせいにする最低な私。