「なぁ~。稚春、堪忍してくれへん?」
「知りません!」
「えぇ~。稚春~。悪かったってぇ~。」
「煩い!」
さっきから車内はこんな感じ。
チラッとミラーで後ろを見ると目をウルウルしながら謝る龍さんをウザそうに見ている稚春とかいう女。
…すげぇな。
…何が凄いって両方とも凄い。
稚春とかいう女は龍さんにタメ口で、しかも近付いてくる龍さんの顔をグイグイと押し返している。
…俺にはできないね。
だって俺、まだ死にたくないし。
あんな事したら龍さんに一発で俺、殺されるね。
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