「寒っ。」 あの馬鹿と結構長く話してたから体が冷えたらしい。 腕を擦ると、鳥肌がたっていた。 早く中に入ろう。 明日に備えてよく眠らなくちゃ。 嫌でもスタミナ使わなくちゃいけなくなるし。 龍とか、要とか、龍とか、要とか… ……龍と要の名前しか出てこなかった。 明日、二人には近付かないでおこう。 そう固く決意して《SINE》の中に入っていった。