赤い狼 弐







こんな夜中に誰からっ!?





皆が起きるかもしれないから直ぐに《SINE》の外に出る。






「は、はははははいっ!」




あぁ、しまった。



慌てすぎてどもってしまった。



しかも、どもり過ぎだ。




少し恥ずかしくなりながら電話の相手から返事が帰ってくるのを待つ。





すると…―――





「はははははっ!どもり過ぎや、稚春っ!」





とてつもなく、どデカイ声がした。




「…あれ。なんかこの声聞き覚えがあるような…。


しかも、関西弁って…え。私の聞き間違いかな?あれ?


っていうか、私の思っている人だとしても。そもそも何で私の番号を知ってるんだろう?」



「取り敢えず落ち着け。」




うん。私もそれ思ってたよ。





取り敢えず落ち着く為、深呼吸をする。