赤い狼 弐







「だって、分からない事だらけなんだもん。


このリングが《SINE》の総長の彼女に与えられる物っていうのは分かったけど…。


何で私?塚…私、隼人の彼女じゃないし。このリング渡される事自体に疑問なんだけど…。」





隼人の顔と私の手の中にあるシルバーリングを交互に見る。










「…え?稚春さんって隼人さんと付き合ってねぇの?」



「…でも、確かにラブラブな処は見た事ねぇかも…。」



「…つぅーか、隼人さんにあんな事言って大丈夫なのか…?」


「…さぁ…。でも、稚春さんだし、大丈夫なんじゃねぇのか…?」




また、ゴクリッと唾を呑んで私達を心配そうに見つめる雷太達に気が付かないまま、話を続ける。