赤い狼 弐







それに、"おめでとう"って…?



うーん。と考えている時に目に入ってきたショートケーキ。




ジーとそのショートケーキを見つめる。




すると、雷太が私の視線に気付いてそのケーキを自分の背中に隠して私から見えないようにした。




…いや、もう遅いから。





バッチリ、ケーキ見えたし。




しかも、何ケーキなのかも分かっちゃったし。




少し、いや、かなり馬鹿にしながら雷太を見る。




「そのショートケーキ、誰にあげるの…?」




私の問い掛けに雷太は




「え、稚春さん、本当に忘れてたんですね。」




と目を見開きながら私を見る。





…忘れてた…?





「何を…?」




ゔーん。と頭を捻って考えたけど思い付かないから、首を傾げる。