それに、"おめでとう"って…?
うーん。と考えている時に目に入ってきたショートケーキ。
ジーとそのショートケーキを見つめる。
すると、雷太が私の視線に気付いてそのケーキを自分の背中に隠して私から見えないようにした。
…いや、もう遅いから。
バッチリ、ケーキ見えたし。
しかも、何ケーキなのかも分かっちゃったし。
少し、いや、かなり馬鹿にしながら雷太を見る。
「そのショートケーキ、誰にあげるの…?」
私の問い掛けに雷太は
「え、稚春さん、本当に忘れてたんですね。」
と目を見開きながら私を見る。
…忘れてた…?
「何を…?」
ゔーん。と頭を捻って考えたけど思い付かないから、首を傾げる。

