「で、どうなのよ!」



「…何が?」




実が何が言いたいのか分からない私は、首を傾げる。




「何が?って、誤魔化さないでよ!」





…だって本当に分かんないんだもん。しょうがないじゃん。




まだ?マークを頭に浮かべている私を見て実は、はぁ…。と大きくため息をついた。






「ここ最近の朝、校門の前に高級車があったけど、どういう事なのよ。」



「しかも、その車から稚春が出てきた時は香、ビックリしちゃったぁ~。」





二人の言葉を聞いて、



あぁ。その事を聞きたいんだな。



と一瞬にして分かった。





「あー…、驚かないで欲しいんだけど…―――――」