「それでさぁ~、その合コンでぃぃ奴一人も居なくてさぁ~。」




マジあり得ない。と叫びながらポテチをバリバリと食べるのは、久し振りに登場の実。





「本当に~?あり得ないねぇ~。」




相変わらず語尾を延ばして話す、これまた久し振りに登場の香。





「…。」




話しに入っていけてない(入る気持ちがない)私、稚春。



前、約束したお泊まり会パーティーをしている途中で今は実の家に来てgirlsトーク中です。





…でも、このお泊まりの発端は私の話を聞いてくれるっていう事だったと思うんだけど…



いつの間にか合コンの話になっちゃってるし。




…別にぃぃけど。






目の前にあった板チョコをひとかじりする。





「でねぇ~それでねぇ~「ちょっと待った!」」




香が話していた処を実が止める。





…何事?