「銀!」
「あ!稚春ちゃん!来てくれたんだね!っていうか、助けて欲しいなぁー。」
「服、返せ。」
多分、私はこの時凄い顔をしていたと思う。
何で分かるの?って、私の堪忍袋の緒がブッチーんって切れそうだったから。
「えー、そのままでも可愛ぃと思うけどなー。」
「殴られてぇのか。」
「……ごめんなさい。」
銀は、渋々私に服を渡してくれた。
…でも…
「銀?何で服が上しかないのかなぁー。」
着てきた筈の服は、セーターとジーンズ。
なのに、セーターしか無かった。
「ねぇ、どういう事…?」
ニコッと銀に笑い掛ける。
「そ、奏が持ってるよー…。」
銀は私から目を逸らして答える。

