赤い狼 弐








…。





何か、雷太が逞しくなった。






目を点にしながらそう思った。





チラッと携帯を見ると5時まであと5分をきっていた。





説得、間に合うかな…。


と心配してたけど、携帯にメールが来て





<皆、OKらしいッス。良かったッスね!>





と打たれてあったのでその心配は無くなった。





…あと2分…。






あと1分…。







階段を静かに降りる。







あと10秒…。





銀と奏が居る場所を確認する。





あと、5秒。





5、



4、



3、



2、



1、



0、





最初に、銀が居る所に走る。




「はぁ!?お前等、何すんだ!」


「すいません!稚春さんのお願いなんで、離すわけにはいきません!」





皆、ちゃんと銀を取り押さえててくれていた。




雷太、マジ感謝します。