その言葉を聞いて感動した私は雷太に飛びつく。
「うわっ!?」
「あーりーがーとー!雷太ってぃぃ人!」
「いや…あの…ぃぃ人なのは分かったッスけど…ここ階段なんでっ…!」
「うわっ!そうだった!ごめん!」
階段に居る事をすっかり忘れていた私は、雷太をすぐ離した。
「ごめんね。周りが見えなくなる時があるの。」
雷太を見ながら謝ると雷太は
「別にぃぃッスよ。気にしてないんで。じゃぁ、頼みに行ってきます。」
と言って階段を降りていく。
「あ。皆に、銀や奏に怒られたら、私が代わりに怒られてあげるからって言っておいてね!」
少し大きめの声で雷太にそう言うと、雷太はこっちに振り向いて
「そんな事、稚春さんにさせられないッス。俺等がちゃんと怒られるんで稚春さんは心配しないで下さい。」
ニカッと笑って一階に行ってしまった。

