赤い狼 弐








「何されてんスか!稚春さん!」



雷太は



「ちゃんとそこは目を光らせてないと!」



と私よりも必死な表情を見せた。




「だよねぇ…。」




と呑気に相槌を雷太に討つ。





すると、雷太は



「危機感無さすぎです!」



と私を怒ってきた。





…ですよねぇ。



うんうん。と雷太の言葉に納得をしていると



「でも…」



と少し言いづらそうにして途中で言うのを止めた。






「でも?」




目を瞑って頷いていた私は雷太に視線を向ける。






「…っ、稚春さん、その格好…俺は可愛ぃと思います…。」





頬を真っ赤に染めながら言われたその言葉は、私の顔も真っ赤に染めた。