赤い狼 弐







すると、雷太はハッとなって




「や、あの…稚春さん、その服どうしたんスか?」



と頬を少し赤らめながら聞いてきた。





雷太の頬、何で赤くなってるんだろう。と思いながら



「ちょっと…銀にこれ着ろって言われちゃってね…。最初、嫌だって言ったんだけど、


「それなら俺等が無理やり着させるぞ」


って言うから仕方なく…ね…。」



と少し困った表情を見せた。





「…。」




マジかよ…。




とでも言いたげな雷太の表情を見て、少し笑みが漏れる。





「で、着替えから戻ってきたら二人が居なかったから探してたら、二人に今度は最初に着てきた服を盗られちゃって…。」




あーぁ。とため息をつきながらブツブツと二人の文句を言っていると、雷太が





「え、えぇ!?」





と目を見開きながら、大きく叫んだ。