赤い狼 弐







…何か…





「このままお店で働けちゃうんじゃない…?」





一瞬、自分でも誰だか分からないくらい、変身した鏡の中の自分に驚いて思わず、喋り掛けてしまった。





…早く二人に見せてこよう…。





部屋の向こう側に居るだろう銀達に向かって


「入ってきてぃぃよ。」


と声を掛ける。







……………。






でも、返事が返ってこなかったから、もう一回、呼んでみた。





………………。





でも、また反応が無い。





…っ!!





まさかっ!




と慌ててドアを開ける。





すると…――――






廊下には誰も居なかった。





あいつ等、私で遊んだな!?




と二人に腹を立てながら一応、何処かに隠れてるかもしれない。と部屋を出て、別の部屋に二人が居ないか探した。