赤い狼 弐







っていうか、何でこういう時に限って隼人と棗が居ないのっ!?


と焦っていると



「隼人は会議に出席中。棗は外にちょっと用事があるって出掛けてったぞ。」



と今度は銀がニヤッと笑いながら教えてくれた。





「へ、へぇ~、そうなんだぁ~。」




適当に返事をしながら後退りをしていると背中にトンッと固いものがぶつかった。




理解するのに時間が少し掛かったけど、考えた後、直ぐに私の真後ろにあるものが壁だという事に気付いた。





「逃げられないよ…。」





奏の手が私に伸びてくるのが分かって私は咄嗟に…―――――






「分かった!ちゃんと自分で着替えるから!」




と二人の要望に応えてしまった。




しまった。



という表情をしているだろう私の顔とは反対に…





二人の表情がパアァッと明るくなっていく。