すると奏は
「はぁい…。」
と少し口を尖らせながら返事をした。
そして、今度は銀の方を向いて
「銀もだよ。何回も注意してるでしょ。喧嘩しちゃ駄目だって。」
と注意すると
「じゃぁ、これ来てくれる…?」
と上目遣いで見てきた。
銀の手に握られているモノを見る。
…絶対やだ。
銀の手に握られている"それ"を見て私は心の中で即答した。
「なぁ…。ぃぃじゃん…?たまには、俺の願いも聞いてくれよ…な?」
絶句している私に銀はまだ上目遣いで私に頼んでくる。
「や、やだ。」
頭を横にブンブン振りながら近付いてくる銀に後退りする。

