時々、風が冷たいなぁ…。と思い、眉を顰める。
それがもぅ冬に近付いている事を示しているんだな。と感じ、少し残念に思った。
正直、
早いなぁ…。
と思った。
このまま、どんどん過ぎていっちゃうのかなぁ…。
どんどん、タイムリミットが近付いてくる。
そう思うと、胸が苦しくなった。
暫く、そんな事を考えながら過ぎていく景色をボーと眺めていると
「稚春、着いたぞー。」
と連の大きい声でハッと意識を取り戻した。
「何回呼んでも返事無かったけど、何か考え事でもしてた?
なんならその相談、俺が受けてやるよ?」
連が心配そうに私の顔を覗きこんでくる。

