赤い狼 弐






時々、風が冷たいなぁ…。と思い、眉を顰める。





それがもぅ冬に近付いている事を示しているんだな。と感じ、少し残念に思った。




正直、



早いなぁ…。



と思った。




このまま、どんどん過ぎていっちゃうのかなぁ…。







どんどん、タイムリミットが近付いてくる。




そう思うと、胸が苦しくなった。



暫く、そんな事を考えながら過ぎていく景色をボーと眺めていると




「稚春、着いたぞー。」




と連の大きい声でハッと意識を取り戻した。





「何回呼んでも返事無かったけど、何か考え事でもしてた?


なんならその相談、俺が受けてやるよ?」



連が心配そうに私の顔を覗きこんでくる。