赤い狼 弐








そんな争いを止めたのは…





「隼人、稚春。二人共落ち着け。」






紛れもなく、棗。




隼人も稚春ちゃんも、棗には頭が上がらないようで…(勿論、俺もだけど…。だって、怒ったら怖ぇんだもん。)





直ぐに、言い合いはおさまった。





棗、マジ尊敬。





「何で外に出ちゃいけないの…?」




稚春ちゃんはすがるように棗にしがみつきながら理由を聞く。


その質問を聞いて棗は一瞬隼人に視線を向け、隼人が頷いたのを確認するとまた稚春ちゃんの方に視線を戻して説明し始めた。