そう思って私に引っ付いて離れない龍を殴ろうとした瞬間――…
――バキッ――
「いってぇぇえぇえっ!」
凄い痛そうな音がした。
「止めろよ!龍!稚春、嫌がってんだろ!」
えーと、説明しますとですね…
龍を殴ろうとしていた私の前に、要が龍を殴ったって所ですかね…。
はい。
しかも、グーで頬殴ったっぽいですね。
龍が左頬を手で押さえてるので…。
塚…
龍、大丈夫なのかな?
左頬を両手で押さえたまま、うずくまって動かない龍を少し心配しながら見つめる。
「龍、大丈「煩いわー!要っ!あっち行け!」」
――ゴンッ――
あ。元気だった。

