赤い狼 弐







でも龍には私の必死の否定ジェスチャーが見えないらしく、拓磨の方に一歩、また一歩と少しずつ近付いていく。






でも自分が危険な目にあいそうな事に全く気付いていない拓磨は




「いや、イチャコラって…。それ言うならイチャイチャだろ。


しかも、ババ抜き再開しただけじゃねぇか。なぁ?稚春。」




と呑気に話す。





「えっ!?あ、うん!」





拓磨に急に話をふられた私は、驚きすぎて声が裏返った。







私に話、ふらないでよっ!



今度は私が危険になるでしょ!






そう心の中で呟いて拓磨を軽く睨む。





「…ホンマなんか?稚春。」





龍が疑いの目で私を見てくる。