赤い狼 弐








私は何がなんだか分からないけど取り敢えず




「…うん。」




と返事をしておいた。






…じゃないと、陽に殺されそうな感じだったから…。






私、まだ死にたくないし…。






そう思っていると陽が




「よし、ならぃぃ。睨んで悪ぃ。」




と笑った。






その笑顔を見て、もう怒ってないと分かり、ホッとする。





「良かったぁ。まだ怒ってるのかと思った。」




そう言って陽に少し笑い掛ける。






「…もう怒ってねぇよ。」




陽はそっぽを向きながら小さい声でボソッと言った。






「そう?なら安心。」




陽の台詞を聞いて、もっと安心した私は陽にまた、笑い掛ける。