赤い狼 弐






なんか…





此所って何処かに似てるんだよなぁ…。





何処だっけ…。





うーん…。と首を捻らせながら何処に似てるのか一生懸命考える。





…………






あっ!








「そうだよ!《SINE》だ!」






ひらめいた私は、ポンッと掌に拳を乗せる。






「…はぁ?稚春、今何て言った。」




「何って…


「《SINE》だ!」


って言ったんだけど…?」





眉間に皺を寄せて睨んでくる陽を見ながら恐る恐る質問に答える。




すると、陽はもっと眉間に皺を寄せて




「稚春、今度から俺等の前で《SINE》の話題禁止だから。」




と吐き捨てるように言った。