赤い狼 弐






「酷い奴やなぁ!俺の命令がまだやろ!」




龍が涙を目に溜めながら私の肩をガシッと掴む。





「嘘泣きは止めてよね。」




私の肩に置かれている龍の手に私の手を重ねる。





「キャー!稚春の手が俺の手を掴んどるー!」




「わぁー!龍、ずりぃー!俺もされたいー!」




「龍、要、うるせぇ…。」




「「はい。すんません。」」





「稚春…早く始めよう…。」




「あ、うん。ごめん!待たせたねぇ。


始めようか、陽。優魔達もごめんね。」




眉毛を下げながら陽達に謝る。




「「や、ぃぃよ。別に。」」




本当、優魔達よくハモるよなぁ…。





そう思いながら同じ数字を見つけては机の真ん中に捨てる。