「ほんまか!?」 目を輝かせて近付いてくる龍は まさしく、犬そのもの。 …うん。 でも、悪くは無い。 …なんて、連が知ったら怒るかな? 「何や何や、稚春!ニヤニヤしおって!何かええ事でもあったんか?」 ぃぃ事…? うん。あるよ。 「龍が私に新しい携帯買ってくれる事。」 あくまでも、此処は真顔で。 「おぉ、そうやった、忘れとったわ。ほんなら、乗って♪」 忘れるなよ…。 塚、乗ってって何だよ。 何に乗ればぃぃの? ――キキキキッ!――