赤い狼 弐







「無視かよ!ひでぇ!」





要が何か言ってるけど、無視。




こっちは大事な用があんだよ。





腕組みして、目を瞑っている鳳陽の返事をジッと待つ。





すると、鳳陽は瞑っていた目を開けて




「何か…


「さっき龍さんがこの前から気になってた女見付けて、その女も連れて《QUEST》に向かってる途中です。」


って來訝が言ってた。」





と言ってまた、目を閉じた。





…は?






「お、女…?」





あり得ねぇ。というように呟く。




すると鳳陽は




「うん。女。龍、超ハイテンションらしい。」




と言ってハハッと軽く、笑った。





…ハイテンション?






あの龍が?




女の前で?





…ははっ。あり得ねぇだろ。