赤い狼 弐






「いってぇーーー!今のはしょうがないだろ!


俺じゃなくたって絶対、こう言ってたに決まってるっつーの!」





俺に殴られた処を擦りながら要は涙目で俺を睨んでくる。






そんなん…





「知るか。謝れ。」





今、最高級に機嫌が悪い俺は要の睨みを無視して窓を眺める。





「ちょっ!今の聞いた!?


「知るか。」


ってひでぇ!しかも、


「謝れ。」


って…それ、俺の台詞だろ!」




俺の横でギャーギャー騒ぐ要。





…うるせぇ。





…そぅいえば…







「鳳陽、お前龍から何か聞いてねぇか?何で今日、《QUEST》に集まんのか…とか。」





聞こうと思っていた事を思い出した俺は、顔を鳳陽の方に向けて話す。