「忙しい処、すんません。」
と言いながら頼むと、弘さんは
「お前も大変だなぁ~。」
と言いながらハハッと軽く、笑った。
…絶対、他人事だと思ってやがるな。
…ま、ぃぃけど。
つぅーか
「弘さん、早くして下さい。」
さっきの事もあって少し不機嫌気味に弘さんを見る。
「そんな拗ねるなって!冗談だろ。冗談。今から出すから少し待っとけ。」
弘さんは俺を馬鹿にするようにニヤニヤと笑って俺の肩を二回、ポンポン、と叩いた。
「…リムジンでお願いしますね。」
「おう。任せとけ。」
弘さんは俺に背を向けながらヒラヒラと手を振る。
…俺、相変わらず弘さん苦手。
そう思いながら弘さんを外で煙草を吸いながら待つ事にした。

