赤い狼 弐







そして…――――










――バキッ――








…………………













「はぁあぁああぁあっ!?」











龍が私の携帯を折った。






しかも綺麗に真っ二つに…。










「な、なめてんの!?あんた!」





「せやから~、あんたじゃなくて龍やって。」





「そんなもん、今はどうでもぃぃわ!私の携帯、どうしてくれるの!?」






完全にぶちギレた私は龍の胸ぐらを思いっきり掴む。