赤い狼 弐










その差し出された手と笑顔に





…案外、ぃぃ人なのかな…。






と思って龍の手をとり握手をする。







すると龍は嬉しそうにニンマリと笑って凄い力で握手をしている手の方をブンブンッ!と振る。







いやいや、痛い痛い。





「いや、あの…痛いんですけど。」




「あぁ。すまん、すまん。つい…。」








うん。






素直に謝るし、やっぱりぃぃ人だ。





これが隼人だったら





あ゙ぁ゙?





で終わりだからね…。









本当、理不尽にも程がある。