その言葉は勿論、私の耳に届いた訳で。 「え?龍って笑わないの?」 と首を傾げて白髪に黒のメッシュが入っている男を見る。 「あぁ。本当だ。龍が女に笑ってるの、初めて見た。 つぅーか龍は普段そんなに笑わねぇ。」 ……… うっそーん。 マジでぇ~~? いや、冗談でしょ。 だって、私、龍に出逢ってから龍が笑ってる処しか見た事無いんですけど…。 「嘘でしょ。」 「いや、ホンマやって。」 「だって、私、龍の笑った処しか見てないよ?」 「それは当たり前や。稚春は特別なんやから。」