赤い狼 弐







「龍…また、エスパー使ったねぇ~。」




龍を感心な目で見る。





そんな私を見て




「いやいや、思いっきり声に出てたやん。ハハハッ。ホンマ、稚春はおもろいなぁ~。」




と龍は肩を小刻みに揺らして楽しそうに笑う。





…そんなに笑わなくても良くない?






ムウーと拗ねる私をよそに龍はまだアハハハハッと笑っている。







すると、その様子を龍の隣で見ていた白髪に黒のメッシュが入っている男が






「…龍が女の前で笑ってるし。あり得ねぇ。」





と呟いた。