龍の言葉を聞いて思わず後退る。 「な、何で龍が私の名前…知ってるの?」 「ん?勘。」 …いや、勘じゃ当たらないだろ…。 ましてや、名字まで…。 白兎なんて当たるわけ無いじゃん。 結構珍しい名字なんだから。 まだ怪しいモノを見る目で龍をジロジロと見る私に 「そんな警戒せんといて!仲良ぉしようやぁ~。」 と龍はニコニコしながら右手を差し出してきた。