◆◆◆
「……痛っ…」
シャワーで入浴を済ませて、着替えていると、膝に軽く痛みが走る。
実は夕方位から調子が悪くて、雨が降り出す前に帰って来たかったんだけど、間に合わなかった。
奏を濡れさせてしまった。
しかも雷まで…
早く奏を風呂に入れないと。
一緒に入ろうと言ったら拒否られて、少し落ち込んだ…
一緒に風呂に入るよりもっと凄い事してるのに…そんなに恥ずかしいのか?
ま、そんな所もたまらなく可愛いんだけどね?
ははは。
頭にタオルを乗せてバスルームから出ると、奏は携帯を握ったままぼんやりと座っていて。
「奏?…シャワー空いたよ?」
「え?…あ、うん」
奏の隣にペタリと座り頭をゴシゴシとタオルで拭きながら。
「…電話?」
「うん。お父さんに、雨弱くなってから帰るって電話したの、お父さんもまだ会社に居るって…」
「日曜なのに大変だな…」
「……うん」
「あ。奏も風呂、早く入れ、今お湯張ってるから」
「え?いいよ、シャワーだけで…」
「ダメ、ちゃんと暖まれ、風邪引く」
奏を急かせて風呂に入らせ、腹が減っている事に気付き、冷蔵庫を開けて見てみるけど直ぐに食えそうな物が何もない。
…仕方ない…買いに行くか。
バスルームのドアをノックして奏に声をかける。
「奏?腹減ったから、コンビニで何か買ってくる、なんか食いたい物ある?」
「え?外雨酷いよ?」
「うん。でも腹減った…」
「お風呂上がったら私何か作るから、それまで待ってて?」
「でも、冷蔵庫何も入ってないぞ?」
「入ってるよ、確か…食パン、玉子、牛乳とツナ缶とか…パスタもあったはず…大丈夫何か作れるから」
…マジすか?
うちの冷蔵庫の中身を俺より把握してるなんて…
……いい嫁だ。
「うん。じゃ、待ってる」
「うん。待ってて、急いで上がるから」
「いや、ゆっくりでいいぞ?」
「あはは。うん。わかった」
ドア越しの夫婦の会話済ませて、ベッドにごろりと横になる。
外は雨だけど、心の中は晴れていた。
「……痛っ…」
シャワーで入浴を済ませて、着替えていると、膝に軽く痛みが走る。
実は夕方位から調子が悪くて、雨が降り出す前に帰って来たかったんだけど、間に合わなかった。
奏を濡れさせてしまった。
しかも雷まで…
早く奏を風呂に入れないと。
一緒に入ろうと言ったら拒否られて、少し落ち込んだ…
一緒に風呂に入るよりもっと凄い事してるのに…そんなに恥ずかしいのか?
ま、そんな所もたまらなく可愛いんだけどね?
ははは。
頭にタオルを乗せてバスルームから出ると、奏は携帯を握ったままぼんやりと座っていて。
「奏?…シャワー空いたよ?」
「え?…あ、うん」
奏の隣にペタリと座り頭をゴシゴシとタオルで拭きながら。
「…電話?」
「うん。お父さんに、雨弱くなってから帰るって電話したの、お父さんもまだ会社に居るって…」
「日曜なのに大変だな…」
「……うん」
「あ。奏も風呂、早く入れ、今お湯張ってるから」
「え?いいよ、シャワーだけで…」
「ダメ、ちゃんと暖まれ、風邪引く」
奏を急かせて風呂に入らせ、腹が減っている事に気付き、冷蔵庫を開けて見てみるけど直ぐに食えそうな物が何もない。
…仕方ない…買いに行くか。
バスルームのドアをノックして奏に声をかける。
「奏?腹減ったから、コンビニで何か買ってくる、なんか食いたい物ある?」
「え?外雨酷いよ?」
「うん。でも腹減った…」
「お風呂上がったら私何か作るから、それまで待ってて?」
「でも、冷蔵庫何も入ってないぞ?」
「入ってるよ、確か…食パン、玉子、牛乳とツナ缶とか…パスタもあったはず…大丈夫何か作れるから」
…マジすか?
うちの冷蔵庫の中身を俺より把握してるなんて…
……いい嫁だ。
「うん。じゃ、待ってる」
「うん。待ってて、急いで上がるから」
「いや、ゆっくりでいいぞ?」
「あはは。うん。わかった」
ドア越しの夫婦の会話済ませて、ベッドにごろりと横になる。
外は雨だけど、心の中は晴れていた。

