その次の日からだった。 キミの様子を 気にかけるようになったのは。 その日の帰り道 いつも通り 友だちと笑っているのを見て ホッとした。 なんで? キミのこと なにも知らないのに。 たまにある キミを見かけない日は 病気にでもなったのかと 心配だった。 朝起きて 雨が降っているのを見て 前に 傘を忘れて 鞄で頭を覆っていたキミを 思い出した。 キミとあの道で すれちがうことは 僕の日常になっていった。